鳥羽式鰹節削り機

田舎へ帰ったときは、「きよしや」さんという鰹節店に寄り、鰹節を買って帰ります。
自分で好きなのを選び、重さを量ってもらいます。
20センチちょっとの大きさで1000円ぐらいかな。これは去年の写真。


東京へ持ち帰るため荒節を買いますが、店頭では削りたての削り節も販売しています。
お店の前を通ると、それはもう良い香りがするんですよ。


今回はお願いして、写真を撮らせていただきました。
これが、その筋では有名?な「鳥羽式鰹節削り機」です!

ご主人が削り機の刃の調整をしているところ。
モダンなロゴで、「鳥羽式」と書いてあるのがわかるでしょうか。
削るたびに刃の微調整をするんですって。こういう機械ってなんかいいな。


調整のための試し削りで、少ししか出てないのが残念。
削り始めると、透き通るような削り節が、みるみるうちに下の木箱いっぱいになります。


「きよしや」さんは、第二次世界大戦後から岩田川のそばで営業。
かの伊勢湾台風のときは、大変な浸水被害にあったそうです。
そのときも、この重そうな削り機を抱えて避難したんですと(おかみさん談)。
おかげで、今も店頭で削りたての削り節を買うことができるんですね。


「きよしや」さんのお店はこんな感じ。三重県津市東丸之内4-22。