The way we were.

八ッ場ダム継続を伝える読売新聞のニュース「待ちわびた前進に拍手/八ッ場建設継続」に、京都大学名誉教授の今本氏の言葉が載っていました。
今本氏は、「ダム検証のあり方を問う科学者の会」の共同代表でもあります。

前田国交相と大学の同級生で、ダム建設に反対する今本健博[ママ]・京大名誉教授(河川工学)は「民主党はだらしない。前田君も歴史に汚点を残した」と憤り、長野原町の40歳代の女性は「自然保護が叫ばれる中、時代錯誤も甚だしい」と批判した。(読売新聞/12月23日)


上のニュースにあるとおり、前田国土交通大臣京都大学名誉教授の今本博健氏は、ともに京都大学で河川工学を学んだ同級生です。


前田武志氏が国土交通大臣になると決まった今年9月頃、八ッ場ダム反対の人々の間では、よりによって建設省国土交通省の前身)、しかも河川局出身の人が国土交通大臣とは、と失望の声が聞かれたものです。


しかしそのとき、今本氏は、こんな意味のことをおっしゃっていました。
前田氏が政界に出るにあたって建設省の応援はほとんどなかったし、河川局で建設専門官をしていた頃に『八ッ場ダムは不要なのではないか』とも言っていた、だから(出身だけで)予断を持たないで、と。


そういう経緯があっての、今本氏の怒りです。