東北へ行こう

今月発売のフライの雑誌93号の特集は「東北へ行こう」。読者の寄稿特集です。それぞれの東北への思いが寄せられていました。


私も寄稿…は思いとどまりました。大震災以来、涙もろくてですね(というか元々泣き虫)、東北の川のことを書き始めたら、ひと様が読むに耐えない文章になること必至でしたから。
で、しょぼい写真でも送ろうと思ってたのに、気づいたら締切を過ぎてたと。そんな間抜けな話で。


いつかここでは東北への個人的な思い入れなんか書くかもしれません。個人的なスペースですから。
前にこんなの書きましたっけね。当時はこれで精一杯でした。→「釣りに行こうね


フライの雑誌93号では、水口憲哉氏へのインタビューも貴重です。これも釣り人のみならず、たくさんの人に読んでほしい。
海や川に恵まれた幸せな国の住人であったはずの日本人が、これ以下はないぐらいな最低のことをして、汚した。その現実を知らなくてはいけないと思います。知った上で、守るべきもののある人は、守らなければなりません。
この記事からは、そのための指標が得られると思います。


原発事故の受け止め方、同じ日本でも西の方と東の方とで温度差があるかもしれません。
田舎(三重県)の友人に聞いたら、「申し訳ないぐらいのほほんと暮らしてる」って言ってます。私の母もそんな感じです。まあ、人によるでしょうけど。


私の実家は、伊勢湾から300メートル足らずのところにあります。
かつて公害で死んだ海です。今は回復しているように見えます。ほんとはそうでもないと私は思ってるけど、まあ美しい海ですよ。南の方はさらに美しい。
その海から上がる魚が、高濃度汚染で食べられないぐらいの事態になったとしたら、故郷の人々も原発はいかんと思ってくれますかね。


原発については3月19日の日記に少し書きました。
これも、このときは、渦巻く感情が爆発しない程度にしか書けませんでした。


そういえば結局、御前崎市の市長さんは、結局浜岡原発停止要請を公式に表明せずじまいでしたね、確か。