東北関東大震災当日・東京

きのう原発のことを書くのに鼻息荒くしてて、書くのを忘れてましたけど、私の住む東京の様子を少し。


仕事場では資料が落ちた程度でした。近所では塀が倒れた、天井が落ちた、瓦が落ちた、壁にヒビが入った、タイルが落ちた、ガラスが割れた、というところもありましたから、運がよかったと思います。*1
自宅は、食器が棚の中で3つほど欠け、小さな熱帯魚水槽の水が半分減り(近くのマットが水を吸ってた)、いろんなものがずれてましたが、ほぼ実害はなし。



特に、自宅の食器棚はこれにしておいてよかったと思います。写真で見ると高級そう? 実際は安い古道具です。私の胸下ほどの高さの木製で、木製の引き戸。結婚したとき、ガラス戸、開き戸でない方が地震でも安心かと思って選びました。


地震当日は電車が止まったため、水とチョコレートなど甘いものを買って、皇居に近い千代田区から、自宅のある世田谷区まで約11kmを歩きました。そう、うちは仕事場までの距離が近いんです。
普段、朝は天気がよければ新宿駅から皇居近くまでの約5kmを歩きますし、11km通して歩くこともたまにはあります。だから、これは大した苦労じゃありません。*2


あと、これは記録しておかなければ。
歩いて帰る道(特に幹線道路)は人も車も大混雑でしたが、みんな譲り合って、混乱した場面は一切見ませんでした。
私鉄の駅はトイレを開放しており、駅員さんも親切に対応してらっしゃいました。
また、道筋にある商店などでトイレやコーヒー、休憩所を提供してくださっているところがたくさんありました。すばらしいことだと思います。
【後日補足】もう一つ。これを書き忘れるなんて私ってダメですね。当日歩いて帰るとき、twitterで、関西のフォロワーさんたちが、アドバイスや励ましをくださいました。阪神大震災の経験があるだけに、「水を確保」など、とても的確なアドバイスだったと思います。皆さんありがとうございました。

*1:仕事場から遠くない九段会館では死者も出ています。

*2:帰宅困難でうちに泊まることになった友だちは、革靴で歩くのがちょっと難儀そうでした。