森林の思考・砂漠の思考




砂漠で生まれた一神教的思考と森林に育まれた多神教的思考との比較。
現代の人間は地球上を大きく移動することができるけれど、風土というものと分かちがたく結びついているものだなと、改めて思いました。
しかし、日本は「砂漠化」しているという著者の指摘は、この本が書かれた時代よりさらに進んでいるような気がします。親子ですら思考の背景が異なっていることも、あるかもしれません。
自分の思考法が、どんな風土で育まれたものなのか、一度検証しておくことは大切だと思います。特に若い人。