ニーズか権利か




先日、だんさんの実家へ行き、久しぶりに紙の新聞を読みました。8月16日付朝日新聞の1面トップは、中国のダム開発が近隣諸国との紛争に発展しつつあるという記事でした。
まさに、水戦争です。


『「水」戦争の世紀』は、そんな人類の水危機について書かれた本の一つです。危機を強調するために、ちょっと大げさに書いているのではないかという印象を持つのは、少しデータの示し方が甘いからかもしれません。
しかし、地球の水事情はかなりよろしくないということは、十分に伝わるかと思います。


特に、「水は人間にとってニーズなのか、権利なのか」が議論の対象となるあたりでは、寒気がしましたよ。そんなことを問題にする時点で、もう悪魔に魂を売ったも同然。
この本を基に「ブルー・ゴールド」という映画も作られています。