純石けん系生活の実際−その2

何か意味があるのかと思うとくじけそうになりますが、あまり考えないことにして。





●粉石けん
粉石けんは、ミヨシ石鹸の「ニューそよ風」を使っています。うちの近所のスーパーで900円(2.16kg)ぐらいです。
成分は純石けん分60%、アルカリ剤*1と金属イオン封鎖剤*2が入っています。


詳しい説明は省きますが、「純石けん分が高ければ環境にやさしい」というわけではありません。アルカリ剤が何割か入っていると、石けんかすも残りにくく、扱いやすくもなります。こういうものは、なるべく近所で手に入ることも大切です。*3


というわけで、今のところ、うちではこれです。
かつては近所の西友で買えたプライベートブランドの粉石けんを使っていました。シャボン玉石けんによるOEMで、純石けん分98%でした。今は販売中止です。ウォルマートのやり方には合わなかったのでしょうか。


しかし実は、粉石けんはあまり使いません。使うのはこんなときだけ。

  • ひどい汚れもの(泥、油など)の洗濯…やはり石けんは汚れ落ちがよいので。
  • セーターなどの手洗い…セーターは石けんで洗えば柔軟剤不要。
  • 液体状の石けん液がほしいとき…掃除用に。固形石けんを溶かすより楽ですから。

だから、粉石けんはなかなか減りません。







●炭酸ソーダ(炭酸塩、炭酸ナトリウム)
ふだんの洗濯、1日着ただけで洗濯するようなものは、もっぱらこれです。石けんのようにあらかじめ溶かしておく手間がいらず、冷たい水にもよく溶けるので、ふだんの洗濯にはすっごく楽。また、掃除や、変わったところでは入浴剤としても使えます。


炭酸ソーダはご近所にはないので、インターネット注文です。ただし左のリンクのAmazonではなく、「KOKO PLACE.COM」で5kg(1,100円+送料)を買います。これで夫婦2人、2年ぐらいはもちます。
使う量は、うちの7.5kg洗濯機半分の洗濯物に、スプーン1杯ぐらいでしょうか。*4


炭酸ソーダは血液汚れ、台所の油汚れもよく落ちます。水に溶けやすいので液状にして使うこともできます。ただ、アルカリ性が強く、素手で長く触ると手荒れするかもしれません。私は、素手で触れてしまったときは、クエン酸溶液で中和しますが、まあ大丈夫です。


ちなみに、話題?の「重曹沸騰水」は、結局、炭酸ソーダ溶液と同じものです。重曹水を沸騰させると化学的な変化が起き、炭酸ソーダになるのだそうです。
また、炭酸ソーダ重曹を半々ぐらいの割合で混ぜると「セスキ炭酸ソーダ」というものになります。これも「セスキ炭酸ソーダ」として市販されており、炭酸ソーダと同じように洗濯、掃除、入浴剤として使えます。*5

*1:炭酸ソーダのことです。商品によっては炭酸塩と表記されていることもあります。

*2:エデト酸やクエン酸などのキレート剤。具体的に何が入っているのかは不明。

*3:遠いところから取り寄せると輸送のために車を使うから二酸化炭素の排出量が…とかって言うけど、ほんとのところは、そんな面倒なことしないほうが気楽でしょ、ぐらいな感覚で。

*4:石鹸百科」によると洗濯の使用量の目安は「水30Lに小さじ1〜大さじ半分(約8g)」。

*5:重曹、セスキ、炭酸ソーダの違いは、「重曹・セスキ・炭酸ソーダ(炭酸塩)の比較」(石鹸百科)がわかりやすいです。